インドネシアにある日本人街

海外には日本人が集中して住んでいる日本人街と呼ばれる場所があります。インドネシアにもそういう地区があり、日本人が安心して住めるため人気スポットです。ひとつめはポンドックインダ。日本人学校のスクールバスのルートになっていて、家族帯同で海外赴任している人の多くはここを利用します。ジャカルタ郊外の工業団地にも通える距離で、一番日本人が多いのではないかと言われています。会社に住居を用意してもらう場合は、ここになる可能性が高いでしょう。

単身や夫婦のみで居住する場合は、SCBDという地区が人気です。デパートやショッピングモールに近く、買い物や休日のお出かけに便利です。オフィス街にあるため家はあまり広くありませんが、通勤の便が良いことから人気があります。娯楽施設も多いので楽しい場所です。

地価相場が高いのがスナヤンというエリアで、ここにも大型ショッピングモールが近くにあります。地価が高いため比較的裕福な家庭が多く、日本人も大手企業の従業員とその家族という場合がほとんどです。欧米人の海外駐在員も多いので、日本人街というより外国人エリアと言ったほうがいいかもしれません。しかし日本人に会う確率が高く、安心して住める場所でもあります。

インドネシア駐在員の生活レベルとは

インドネシア駐在員になって住み始めると、多くの場合日本で暮らすよりも生活レベルが向上します。これはやはり日本よりも物価が安いこと、それなのに日本で働くのと同程度かそれ以上の給与や手当が支給されるからです。そしてジャカルタを始めとする都市部では経済が発展していて物も豊富、レストランも多くありますので、不自由することはほとんどないと言えます。

日本で庭付きの一戸建て住宅に住み、専属のメイドや運転手を雇う生活となると、一部のお金持ちしかできないものです。しかしインドネシアでは、月収20万円くらいの普通のサラリーマンでも、それができるようになるのです。もちろん何も広い家にしなければいけないというわけではありませんが、家事の煩わしさから解放され、休日は好きなことをして自由に過ごすという生活が待っています。もちろん駐在員でも収入に幅があり、全員が夢のような生活ができるというわけではありませんし、豪勢な生活ができるというわけでもないかもしれません。ただ食費はほぼ毎日外食したとしても3~5万円ほどで済むことでしょう。

エステやマッサージ、ゴルフなどの娯楽施設が整っていることもインドネシアの魅力です。日本で奥様が毎週エステに行くとけっこうな費用がかかると思いますが、インドネシアでは大した負担ではありません。趣味に多くのお金を費やせるのも、海外駐在員となることの魅力のひとつでしょう。家事はメイドさんに任せ、独身でも家族帯同でも、楽しい休日を過ごすことができます。