インドネシアでの就職情報を提供してくれるJACインドネシアでは、どんな求人情報が載っているでしょうか。主に日系の製造業で、自動車やバイク、電子・電気系のメーカーが多くの求人を出しています。こうした製造業では多くのインドネシア人労働者が働いており、その現地の人たちを指導・監督する仕事や、生産・品質管理、日本とのコミュニケーションの仲介役などが求められています。工場従業員は、日本語はもちろん英語も話せない場合が多いので、製造業の経験がないとしても通訳として雇われることがあります。
雇用条件ですが、インドネシアではとくに若い人ばかりが有利というわけではありません。JACインドネシアに掲載されている求人情報を見ても、20~60代まで幅広く募集されていることが分かります。男性だけでなく女性の求人も増えており、年齢性別に関わらずチャレンジできる環境が整っていると言っていいでしょう。ただインドネシアという国で働くからには、できればインドネシア語、もしくは英語で日常会話ができるほどの語学力は必要です。加えてやはり、何らかの技術や経験が求められています。しかしこれは、製造や商品にまつわる知識や技能だけではありません。インドネシアの法律や文化、ビジネス習慣などに精通していることも含まれます。インドネシアで生活していたことや働いた経験があるなら、それを生かすことができるでしょう。
JACインドネシアで実際に募集されている仕事を見てみましょう。たとえば資源開発を行なっているある企業で、コンピューター関連のエンジニアが募集されています。石油や天然ガス開発に必要なITソリューションを開発して導入していくことが仕事であり、企画や設計の重要な位置を占めるものです。これにはシステム設計の技能のほかに、チームの管理指導、企画やプレゼン能力、各部署間の調整能力などが必要とされています。年収は650万円~900万円と、高額であると言えるでしょう。グローバル企業で活躍したいエンジニアの方にお勧めです。
このほかにも営業やサービス業を含め、インドネシアへの転職サポートをお願いすることができます。海外勤務となると分からないことが多いものですが、こうしたサポート体制を利用できることはありがたいですね。無料でもらえる情報ですので、積極的に活用していきましょう。キャリアを話し相談していくうちに、インドネシアで働ける最適な転職先が見つかるかもしれません。